JESCOに質問を送付(11/15)したが、何の回答もないため東京都及び環境局へ働きかけ
（江東区にも担当部課長に話したが対処したのかどうかは不明）

「東京ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業」事業者に環境影響評価「見解書」「評価書」 で示されたことを確実に実施させてください。

　 東京ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業は試運転期間を終えて11月22日から操業を致しました。 私は、意見書や都民の意見を聴く会の中で様々な事を事業者に要望いたしました。それら に対し事業者は見解書で回答するとともに評価書に反映をさせています。

　 試運転期間中に行うとされたことの実施とデータ開示を要求していますが事業者からの回 答がありません。 「見解書」や「評価書」で約束されたことは確実に事業者に実施させてください。

　 PCB処理事業の必要性は十分にわかっていますが、安全性の確保や環境保全は何よりも大 切ですし、情報公開なくしては事業に対する不安と不信感は消し去ることは出来ません。

　 東京都は「見解書」や「評価書」で約束されたことは確実に事業者に実施させてくださ い。

参考：見解書記載事項
（１）試運転時には洗浄液試験法と他の試験法を合わせて実施し、他の試験方法でも合格でき ることを確認します。また、「第三者機関での分析、データー開示」を行うこととしてお ります。
（２）試運転は、施設の能力が発注仕様を満足し、ＰＣＢ廃棄物が計画の通り適切に処理され ることを確認するものであり、排水の水質についても計量証明が発行される第三者機関に よる分析を組み入れて確認します。このとき、重金属を含む下水排除基準の全ての項目に ついて確認を行います。この確認データーについては、東京都（下水道局）、江東区に報 告するとともに、公開いたします。

※水熱分解で完全に安全にPCBが分解されることは重要なことですが、洗浄液の卒業判定 も見逃すことが出来ない重要なポイントだと思います。処理を急ぐほどしっかりとPCBは 洗い落とせないでしょうし、PCBが鉄スクラップ類とともに再び外部に出回って2次災害が おこる可能性もあります。洗浄方法もアルカリ洗浄を省略した方法になっていますので卒 業判定の各試験方法の相関性は確実に安全であることを確認させてください。

渡辺洋子